おうちができるまで

家づくりはこう進みます。

完成までのスケジュール

住まいづくりは、計画から竣工まで、長い時間のかかる作業です。新しい暮らしの夢をふくらませながら、その時間もエンジョイしましょう。その中で特に大切なのは、最初の打ち合わせ。どんな住まいにしたいか、イメージをはっきり伝えることが必要です。希望は、雑誌や広告の切り抜きなどで、できるだけ具体的に。たくさんの言葉より、写真が有効です。

完成までのスケジュール 建てる時期を決めましょう 土地を探しに出かけましょう 新しい暮らしをイメージしましょう 性能と工法を知っておきましょう 建築会社を選びましょう 補償制度を知っておきましょう

失敗しない住まいづくりのために

建てる時期を決めよう

どんな暮らしのための住まいづくりですか?
住まいは一度建てたら20年、30年とすみつづけていくもの。また、省エネ住宅はこれからの常識です。家族構成やライフスタイルの変化も十分に考慮しながら、「建て時」を考えましょう。

資金計画も一緒に考えましょう
長期間の返済となる住宅ローンでは、金利の変動が非常に大きく影響し、わずか1%の上昇でも、返済額は何百万円もアップしてしまいます。「人生で一番大きな買い物」である住まいづくり。資金面からも、計画的に取り組みましょう。

土地を探しに出かけましょう

土地を見るときのチェックポイント

現地調査
土地を見るポイントはまず、ハード面。広さ、形、方位を確かめましょう。高低差が大きくあれば、平坦にするための作業が必要かもしれません。また、道路付けもきちんと確認します。法律の要件を満たしていない場合は、建物が建てられないこともあります。
環境調査
方位とも関係しますが、日照や通風などの自然環境も確かめましょう。また、学校や病院、公園、行政窓口、スーパーマーケットなどがどこにあるか、生活に密接に関連する社会環境も、よく調べましょう。

これだけは知っておきたい土地の法律

法律調査
自分の土地だからといって何でも建てられる、というわけではありません。土地の利用には、さまざまな法律上の制約があります。まず、建ぺい率と容積率があります。これは、敷地に建てることができる建物の面積の上限を決めたもので、その土地が属する「用途地域」毎に、割合が決められています。
地盤調査
土地探しでは、地盤も大きなチェックポイントです。軟弱な地盤の場合は建築時に改良工事が必要になる場合もあります。建てる前には必ず地盤調査をします。

新しい暮らしをイメージしましょう

間取りって何?
多様な空間を、それぞれどんな大きさでどう配置するか、その善し悪しが、暮らしやすさに直結します。間取りは、次のような要素で決まります。

[動線]と[配置]
動線とは、住まいの中の人の動きを示す軌道です。生活に関する動線と、来客の動線の2つがあります。生活動線が複雑になったり、特定の場所で重なりがちであるとすれば、それは暮らしにくい住まいということになります。また、来客の動線と頻繁に重なることも、避ける必要があります。
[採光]
日差しのある南側には、滞在時間の長いリビングやダイニング、個室を配置し、北側には水回りや寝室を配置するのが一般的です。しかし、最近は、南側の日当たりのいい場所に浴室を配置し、日中の入浴を楽しむケースもあります。また、北側は、窓から入る光景が一日中ほぼ一定なので、落ち着いた部屋になります。勉強部屋などには、向いているといえます。
[収納]
収納の計画も、暮らしやすさに大きな影響があります。使う場所の近くに収納するのが鉄則。使うたび、しまうたびに、家の中をあちこち移動するのは大変です。間取りを収納計画と一緒に決めれば、より快適な住まいになります。

間取りって何?

こだわり方は十人十色です。

空間にだわる
●広さを活かす空間づくり  ●高さを活かす空間づくり
質感にこだわる
●健康な空間づくり  ●高さを活かす空間づくり
デザインにこだわる
●住まいのスタイル  ●家具や照明
住み方にこだわる
●人の集う場所  ●趣味の空間

性能と工法を知っておきましょう

住まいの性能は省エネ性で表されます。

性能は数値で表すことができます。
夏の暑さや冬の寒さを防ぐ快適な空間であることは、住まいづくりの最も大切な条件です。それを表すのが断熱性能(Q値)と気密性(C値)。
Q値(熱損失係数[W/m²K])とは
断熱性能を表す数値で、住まいから逃げる熱の量を表示します。小さいほど断熱性能に優れ、冷・暖房の負担が少なくて済むことになります。設計の段階で計算できるので、必ずチェックしましょう。
C値(相当隙間面積[cm²/m²])とは
どれくらいの隙間があるかを表示し、0に近いほど気密性が高いということになります。1棟1棟で異なるため、完成した状態で測定を行います。
省エネ住宅はこれからの常識
住まいの省エネルギー性は、住む人の健康を守り、経済的な負担を軽減するということはもちろん、限られたエネルギー資源を維持し、地球環境にやさしいという意味でも大切なこと。地球温暖化の原因のひとつになっている過剰な冷・暖房によって発生する余熱やCO²は、1軒1軒の住まいの省エネルギー性能を高めることで減少させることができます。森林資源を保護するためには頑丈で長持ちする住まいづくりが必要です。これからの住まいは、地球環境にもやさしいことが求められています。

知っておきたい住まいの性能と構造

[換気]24時間換気が当たり前に
人が生活することによって発生する水蒸気やホコリCO²を排出し、外の新鮮な空気を供給することが換気の目的です。住まい全体で考えると、2時間に1回全室の空気が入れ替わっていることが最適といわれています。換気装置や呼・排気口の位置、数等はご家族の人数や生活スタイルによって変わるため、設計の段階で必要な換気量を計算しながら間取りに反映させます。完成時には実際に換気量が確保されているか測定を行います。
[耐久性]資産価値ある住まいづくり
住まいは長期間の風雪に耐え、地震や台風の災害にも強いことが求められます。基本的な構造の強さはもちろん、メンテナンスのしやすさも考えた住まいづくりが必要でしょう。工法・構造の強度、水廻りの設備、内装材や外壁、屋根材など、耐久性と交換の手間を考えてプランニングします。施工業者を選ぶ際には将来何かあったときの補償はどうなっているのか、メンテナンスにはどう対応してくれるのかを必ず確かめておきましょう。
[断熱性能]断熱性は間取りも変える
断熱性能は住まいの暑さ・寒さに影響する基本的な性能です。断熱性能がよければ一年を通じて室温の変化の少ない快適な住まいになります。また大きな空間や吹き抜けも、断熱性能がいいからこそ快適な空間となります。省エネルギー性だけでなく、間取りも左右するということを覚えておきましょう。

●断熱材の種類と特徴

繊維系断熱材
グラスウールやロックウールが一般的です。コストが低いために良く使われますが、気密施工などの精度が低ければ断熱ムラや結露を発生することもあります。
固体系断熱材
硬貨ウレタンフォームなどが一般的です。断熱性能が繊維系より高く、断熱ムラや経年劣化が少ないため、長期間快適な性能を保つことができます。繊維系に比べてコストが高いといわれますが、省エネによる燃費の節約、長期的な耐久性を考えて比較しましょう。
[気密性能]気密化は快適化の基本
いくら断熱材を入れたところで隙間から熱が出入りしては意味がありません。壁と壁のつなぎ目、窓と壁のつなぎ目、コンセントなどあらゆる所を気密化することで、断熱性能は維持されます。また換気を有効にするためにも気密化は欠かせません。穴の開いたストローではジュースが飲めないように、隙間だらけの住まいでは換気が機能しません。よく気密化された家は息が詰まるようだ、という方がいますが、換気が十分にされていれば室内の空気は常に新鮮に保たれます。住まいの快適さは総合的に考えなければなりません。そのためにも、気密性能は重要なのです。

建築会社を選びましょう

夢をかたちにしてくれるのはどこ?

家づくりのパートナーは、大きく分けて4つに分かれます。
■地域密着型の工務店  ■ネットワーク(VC/FC)  ■設計事務所  ■ハウスメーカー
この4つの中で、どこがすぐれているかという客観的な基準はありません。あなたがどんな住まいづくりをするのか、それによってふさわしいパートナーがあるということです。
あなたはどこが似合う?
もしもあなたが、素材や仕上がりにこだわりを持ち、家ができていく過程をじっくり楽しみながら、家づくりをしたいのなら、ネットワークに加盟している地域の工務店がいいでしょう。また、もしあなたが、自分の生活や家庭への思いを建築家として思う存分表現し、個性的な住まいづくりをしたいのなら、設計事務所と話してみるといいかもしれません。いずれにしても、あなたがどんな住まいづくりをしたいかが、選択の分かれ目。そしてもし、いくつか候補が上がったら、建築現場や完成現場を見たり、その会社に依頼した人の声を、ぜひ聞いてみてください。

補償制度を知っておきましょう

10年の瑕疵補償が必ずついています

「品確法」による補償
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)は、消費者が今まで以上に安心して住宅を取得できるように定められた法律です。そこでは新たに「10年間の瑕疵補償制度」が設けられました。
この制度は、新築住宅の基本構造部分(住宅の構造上の主要な部分または雨水の浸入を防止する部分)について、住宅の供給者は引き渡しから10年間、瑕瑕担保責任を負うというもの。瑕疵担保責任とは、瑕疵(欠陥)が見つかった場合に、それを無償で補修したり、瑕疵によって住宅取得者に損害が発生している場合は、その損害を賠償することを意味しています。

品確法の9つの性能項目
1.構造の安全 地震や風などで力が加わったときの建物の強さ(壊れにくさ)に関すること
2.火災時の安全 火災が発生した場合の建物の燃えにくさなどに関すること
3.劣化の軽減に 建物の劣化(木材の腐朽、鉄のさびなど)のしにくさに関すること
4.維持管理への配慮 配管などの日常における維持管理(点検、清掃、修繕)のしやすさに関すること
5.温熱環境 防暑、防寒など、冷暖房時の省エネルギーに関連すること
6.空気環境 ホルムアルデヒドの影響の排除など、室内の空気の清浄さに関すること
7.光・視環境 採光などの視覚に関すること
8.音環境<選択項目> 騒音の防止などの聴覚に関連すること
9.高齢者などへの配慮 加齢等に伴う身体機能の低下に配慮した移動のしやすさや転落、転倒などの事故の防止に関すること

家づくりのスケジュールの例

  1. 住まいづくりご相談
  2. 敷地調査・ご報告
  3. プランのお打ち合わせ
  4. 資金計画お打ち合わせ
  5. 建築お申し込み
  6. 本設計
  7. 図面・設備・仕様お打ち合わせご確認
  8. ご契約
  9. 諸官庁手続き
  10. 着工
  11. 完成 お引渡し
  12. アフターサービス